top of page

総則編Ⅵ 答90~答105

105
答105  初代大統領のワシントンと16代大統領のリンカーンです。ワシントンは、15歳の時測量で初めて対価を得、その後内陸の開拓のための測量団に随行して実地経験を積み、17歳でウィリアム・アンド・メアリ大学から測量技師の免許を得ています。そして、ヴァージニア植民地のカルペッパー郡の測量技師に任命されています。ワシントンが最初に就いた公職で、20歳までに190回もの測量を行ったとのことです。リンカーンは、青年時代には家族に付いてイリノイ州に移転し、22歳で実家から独立し、船乗り、店員、測量士、民兵などを務め、最後には弁護士になっています。測量ついては何の経験も無かったが、借りてきた2つの著作の写しに頼り、測量の実際的技法や三角法の基礎を自習し、測量の助手を務めていたとのことです。2012年公開のアメリカの映画「リンカーン」(監督スティーブン・スピルバーグ)の中で、測量技師だったことも述べられていました。2016年4月9日夜8時半からNHKのBSプレミアムで放映されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
答104  最も長いのは、北海道で4,402kmです。2番目は長崎県で4,196㎞、3番目は鹿児島県で2,643㎞です。ただ北方領土を除くと北海道は3,100kmほどとなり、現実的には長崎が最も長いと言えます。逆に最も短いのは、鳥取県で129㎞です。2番目は山形県で135㎞、3番目は富山県で147㎞となっています。
104
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
答103  沖縄県立図書館が所蔵する「琉球国之図」1巻と沖縄県立博物館・美術館が所蔵する「間切図」7枚です。 地図はいずれも18世紀中ごろ、当時の琉球国が独自の測量技術を生かして作成した実測図を、18世紀末ごろ編集して作成したものだそうです。 間切図は当時の行政単位だった間切ごとに色分けされ、間切内の集落や道筋、川筋、御嶽(うたき、琉球の信仰の祭祀を行う場所)、番所などの施設が示されているそうです。答申では琉球国の歴史や測量史、地図史上で学術価値が高いと評されたとのことです。 なお2015年1月17日TBS系で「国仲涼子がたどる琉球の石~地図伝来の謎~」で、映し出された地図も「琉球国之図」ですが、少し違っています。(総則編問40参照) 左(上)の「琉球国之図」は琉球新報のホームページから、右(下)の琉球国惣絵図(間切集成図)は沖縄県立博物館・美術館のホームページから
103
 
 
 
 
 
 
答102 千葉県香取市にある「伊能忠敬記念館」でした。新聞のタイトルは、「全国実測に情熱 後半生の軌跡」です。2015年9月29日のこの欄には、つくば市の国土地理院構内にある「地図と測量の科学館」が載っていました。 
102
 
 
 
 
 
 
 
 
答101 ”面積の変化の主な原因としては、埋立などの土地の変化によるものと地図データを大きな縮尺に変更したことによるものが考えられます。”としています。すなわち、今までは、2万5千分の1の地形図の精度で測定していたのが、2千5百分の1の地図の精度の測定に変更したことによって、面積の減少があるということです。その詳細を国土地理院ではホームページで下図のような説明をしています。ちなみに平成25年から26年の増加量は10.55k㎡でした。大分前ですけれど、計測方法を5万から2.5万に変えたときも同様の現象が起きたかと思います。なお下の地図の場所は、奄美大島です。クリックするとその場所の地理院地図が開きます。
101
100
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
答100 一つは、森林の持ち主やほかの土地との境界といった基礎的な情報を整理すること、もう一つは、航空機に積んだレーザーやカメラを使って森林の面積や密度などの情報を収集すること、が載っていました。もちろんこの特別枠のメインは、木くずなどを活用したバイオマス発電や、林業で働く若者を増やすための人材育成などです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
答99 あおもりカシス(東青地域(青森県青森市、東津軽郡平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)、但馬牛(兵庫県内)、神戸ビーフ(兵庫県内)、夕張メロン(夕張市)、八女伝統本玉露(福岡県内)、江戸崎かぼちゃ(茨城県稲敷市、牛久市桂町)、鹿児島の壺造り黒酢(鹿児島県霧島市福山町及び隼人町)の7品目です。今後さらに指定されることと思います。農林水産省のホームページから
アンカー 99
アンカー 98
 
 
 
 
答98 都市工学科です。土木工学科はもともとこの大学にはありませんでした。なお武蔵工業大学は現在東京都市大学と名称変更しています。大学生もこのようなまんがで勉強する時代なのでしょうか。なおマンガは、吉野はるかさんという専門の方が書かれています。
 
 
 
答97 香取市にある香取神宮の名宝を公開する特別展に合わせ行われた「KATORI special days」(12月19日~20日)の催しのひとつとして行われました。画像はそのポスターですが、右下に伊能大図フロア展(多分ほかで開かれたフロア展)が載っています。千葉県立博物館のホームページから
アンカー 97
アンカー 96
 
 
 
 
 
答96 秋田県、福井県、大阪府です。秋田県は南部の鳥海山の中腹で1760m、福井県は白山の南の三ノ峰の中腹で2070m、大阪府は金剛山の山頂に近い中腹で1050mとなっています。それぞれの画像の十字の位置が最高点です。
アンカー 95
 
 
 
 
 
 
 
 
答95 ”全国の地形図がみられる「地理院地図」で、「噴火口、噴気口」の位置の確認ができる” とあり、その地図記号も示されていました。国土地理院のホームページから
 
 
 
 
 
 
答94 NPO法人全国街道交流会議と名橋「日本橋」保存会です。2012年1月にも同じ会場で地図展「日本橋と五街道」が開かれましたが、その時もこの2法人も主催になっていました。ここが道路元標のある日本橋の隣でもあるからだと思います。展示の多くは、アメリカ軍の撮影した東京の終戦前後のありのままを伝える空中写真などで、地下通路であったことから多くの人が足を止めていました。売店の売り上げも好調だったようです。下の画像は「日本橋」のたもとにある道路元標です。
アンカー 94
 
 
 
 
 
 
答93 一級河川で最も短いのは長崎県にある本明(ほんみょう)川で、28kmです。本明川は、昭和32年に死者494名を出した諫早水害や水門の開閉でもめている諫早干拓などがあることから、国土保全上、国民生活上重要な河川となって一級河川に指定されています。なお諫早干拓のおかげで、本明川は21kmから28kmに伸びています。二級河川で最も長いのは和歌山県の日高川で、127㎞もあり、本明川より100kmも長いのですが、山地で住民も少ないことからか、一級河川には指定されていません。
アンカー 93
 
 
 
 
 
 
答92 静岡県立裾野高校です。現場で地理教育に取り組んでいる伊藤智章教諭の、沖縄に行く修学旅行で、タブレットに入れた多数の「地図」と「新聞記事」を通信回線を使わずに活用した事例です。事前に取り入れた地図にピンを立て、そこに新聞記事を出発前に関連付けてタブレットに取り込んでおき、現場で取り出し、現場で見て学ぶ取り組みの方法です。学校にはタブレットの端末が10台あるが、無線LANの設備がないため、オフラインでの活用を考えて作ったシステムです。毎日新聞のホームページから
アンカー 92
アンカー 91
 
 
 
 
 
 
 
 
答91 津波などの災害時に、避難路などの情報がスマートフォンに表示される防災アプリを使用した実証実験です。実際に津波の情報が入った時の避難所の表示およびその避難所までの最短ルートの検証などを行っていました。いざという時に使える防災アプリの普及を図るためで、公募されたものから優れた機能を持つ6つの防災アプリを10月に選定し、今回そのうちの3つの実証実験を行っていました。これは、平成26年度から国土地理院と国土交通省水管理・国土保全局が、内閣府と協力して取り組んでいるものです。NHKのホームページから
 
 
 
 
 
 
答90  日食観測のためで、江戸と大坂と3か所で同時観測することで経度の観測を行うためです。8月1日が日食の当日でしたが、雲が多く全く見えなくなる時もあり、この時の観測は失敗に終わったそうです。その前後の数日は太陽が最も高くなる方向(正中)を測っています。なお伊能隊の全測量期間中に日食は4回、月食は9回あったそうで、それぞれ観測を行っています。下の画像は国宝の測食定分儀で、日食や月食の時に望遠鏡の先につけ、食の進み具合を測る機械です。この時代にこんな機械があったのに驚きです。伊能忠敬記念館のホームページから
アンカー 90
bottom of page