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アンカー 58

地図編Ⅳ 答45~答58

答58 建物の屋根一つ一つについて、太陽光パネルの設置に適しているかどうかがわかるデータベースの「ソーラー屋根台帳」です。該当する屋根の写真にカーソルを合わせると、予測発電量と太陽光パネル設置の適否が3段階に色分けされて表示されるとのことです。空中写真もデジタル化してきたことにより、使い方も多様となっています。http://tokyosolar.netmap.jp/map/で見れますが、下図は、元国土地理院のあった目黒区東山周辺の表示例です。

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答57 避難所の地図記号です。災害時に命を守るために避難する「緊急避難場所」と、被災者が一定期間避難生活を送ることができる「避難所」の2種について、「高潮・津波」など対応する災害の種類を示すマークと組み合わせて使うこととなっています。基本的には絵ですのでわかりやすいのですが、下記の図の左の記号と右の記号が組み合わさった表示となるので、少し複雑になっています。なお4月23日に決定したことが国土地理院のホームページに載っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答56 大災害は昭和34年9月に中部地方を襲った伊勢湾台風による災害で、地図は洪水や高潮災害を想定して濃尾平野の土地条件を分類した「木曽川流域濃尾平野水害地形分類図」でした。伊勢湾台風によっての高潮災害による浸水域が、地図による”異常洪水時に冠水”とした範囲とほぼ一致したことによるもので、昭和35年10月の中日新聞に大きく報道されました。

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答55 アメリカ軍です。大地震が紀伊半島沖で起きたことを地震計で察知したのかどうかわかりませんが、地震の3日後にアメリカ軍は航空写真の撮影を三重県尾鷲市の南から伊勢市を通って渥美半島まで行っていました。この写真により、最近津波の痕跡調査、建物崩壊調査、土砂崩れ等の調査ができ、2014年3月末開かれた日本地理学会の総会でも、この写真を使った津波被害の研究の発表がありました。なおこの写真は、アメリカ公文書館で公開されたもので、収集された米軍写真は、(一財)日本地図センターで販売されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答54 岩手県の「釜石港」です。東京でも神戸でもなくなぜ釜石港かは、当時開港していた東京と函館を結ぶ航路の中間補給地点として重要な港であったこと、当時釜石では官営製鉄所建設の直前であったことを挙げています。このほか明治5年には第2号「野付湾」、以下「宮古港」、「壽都(すっつ)港」(北海道積丹半島の南の港)、「小樽港」の5図が刊行されています。横浜や神戸や長崎は外国人によってもう作られていたのかもしれません。平成6年釜石港が見渡せる釜石大観音のところに記念碑が作られました。  海洋情報部のホームページから

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答53  「曽地」は新潟県柏崎市にある大字(おおあざ)です。ニュースで、ソチオリンピックの開会式に合わせ、2月7日夜〜8日未明に地元の運動会程度の規模ですが開かれました。なお北陸自動車道を挟んで、曽地新田という大字もありました。地理院地図から

 

 

 

 

 

答52 長崎県の五島市の島で、五島列島の福江島の南西約60キロの東シナ海にある九州最西端の無人島です。3島の総 称は今までは「鳥島」でしたが、長崎県五島市が申請した「肥前鳥島」に変更されました。市民団体や市内3漁協が「改称して日本の領土・領海であることを主張すべき」と五島市に要望したことを受 け、市が名称変更を国土地理院に申請していました。なお国土地理院の紙地図の方は、5月に図名「男島及び女島」の中で更新されて刊行されました。国土地理院のホームページから

南小島の三等三角点からの写真で、真ん中のこげ茶色のが中小島、右奥の小さいのが北小島と思われます。沖ノ鳥島より明らかに島です。

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答51 赤色立体地図です。地形の凹凸を赤色の濃淡で強調することで立体構造を表現したものです。国土地理院とアジア航測(株)が協力して作成、国立天文台が解析したものです。クレーターの縁にある岩石が溶けた痕跡や、クレーターが重なった状況などがわかるそうです。「かぐや」は2007年に宇宙航空研究開発機構が打ち上げた人工衛星で、この赤色立体地図は国土地理院のホームページで公開されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答50 「午」という字は新潟県十日町市にあります。北越急行ほくほく線美佐島駅近くです。ちなみに十日町市には、子、丑、寅甲、寅乙、卯、辰甲、辰乙、巳甲、巳乙、午、未甲、未乙、申甲、申乙、酉甲、酉乙、戌、という字名があり、十日町市のホームページで確認できます。残念ながら十二支最後の亥の字名はありませんでした。初午山は福島県福島市にあります。

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アンカー 49

 

 

 

 

 

 

 

 

答49 保険料率の算定のため、火災保険が売れると見込まれた地域で作られた地図です。「火災保険地図」「火災保険特殊地図」とも呼ばれます。製図会社が現地調査をして原図をつくり、それを複製して保険会社に納めていたそうです。それにしても今の住宅地図と似ています。なお目黒区では、一部しか作成されていませんが目黒歴史資料館で、千代田区ではほぼ全域作成されており、図書館で見ることができます。

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答48 竹内正浩氏の「地図で読み解く日本の戦争」(ちくま新書)によると、昭和10年以降は年間500万枚を超えていたが、統計は昭和11年を最後に途切れ、12年以降は不明とのことです。なお大正10年には200万枚だったそうです。それにしても意外と多かったと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答47 避難所の地図記号です。災害対策基本法が改正され、平成26年4月から、市町村において新たに緊急避難場所及び避難所を指定・更新することが定められました。それに対応して、国土地理院の地図にも載せられるよう、内閣府や地方自治体と連携して行くための処置です。紙地図ですと迅速な更新ができないので、電子地図のみに利用出来るものとしています。国土地理院では、平成25年に3回の有識者による検討会を開き、平成26年4月に地図記号を決定しました。

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答46 発行日が「平成63年8月30日発行」となっており、昭和が平成の誤りでした。この間違いは笑って済ませますが、如何に山とはいえ地図の内容が25年以上も修正が行われていないことは問題だと思います。

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答45 鉄幹海山と漱石海山です。ご承知の通り、“鉄幹”は著名な歌人である与謝野鉄幹であり、“漱石”は、「坊ちゃん」などで有名な文豪夏目漱石です。その海山の場所は沖縄県宮古島の南東沖です。この時全体では48件承認され、そのうち日本からの提案は20件でした。地図編問331に関連問題あり

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