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総則編Ⅺ 答168~答182

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答182 位置を決める原点として、「日本経緯度原点」のほか、筑波学園都市の国土地理院の中にある「筑波原点」の一等三角点及び「つくば超長基線電波干渉計観測点(つくばVLBI観測点)」と経緯度原点からの方位角を測る千葉県富津市と君津市の境にある鹿野山測地観測所内の一等三角点が挙げられていました。また高さを決める原点として、「日本水準原点」のほか、東京湾の平均海面を明治初期観測をしていた東京都中央区にある「霊岸島水位観測所」と現在の東京湾平均海面の観測をしている神奈川県三浦市の「油壷検潮所」が挙げられていました。国土地理院及び東京都中央区のホームページから
VLBIアンテナと測地観測塔.jpg
観測所鹿野山測地.jpg
霊岸島水位観測所.jpg
油壷検潮所.jpg
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答181 それまでは、庶民にとっては藩の人間であったが、日本全図を見て国家意識が芽生えたことから、「地図が日本の国家をつくった」と言っていました。また伊能忠敬の住んでいる佐原は利根川の洪水に悩まされていたところで、その治水のために測量術を学び、利根川周辺の地図を作っており、「伊能忠敬の地図作り ”利根川”が第一歩だった?」としていました。番組では”ちばらき”が日本の要になったのは、北の蝦夷に対する守りの鹿島神宮、利根川東遷での氾濫を逆手に取って水田化し水郷として観光化、それに伊能忠敬の日本地図の3点をあげていました。
ブラタモリ地図が国家を.PNG
ブラタモリ測量術.PNG
ブラタモリ利根地図.PNG
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答180 平成29年6月発行の地形図と比較すると、西之島の面積は0.17k㎡の増加にとどまるものの、陸域が西側に広がることから、領海は約4k㎡、排他的経済水域(EEZ)は約46k㎡増加し、合計の管轄海域の面積が約50k㎡拡大するとのことです。国土地理院のホームページから
西ノ島面積変化.PNG
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答179 ヒートアイランドの現象、河川の氾濫などによる住宅への浸水、大規模なイベントを想定した人の流れ、効率的な物流システムの構築などの例が掲載されていました。そのためには、3次元地図と地盤、構造物のデータを組み合わせて立体的に表示し、その上に①風速や降水量、日照などの気象データ、②車の交通量、③人の動きなどのデータを入力して、都市を丸ごと再現するとしています。システムは「インフラデータ基盤」と呼ばれ、国土交通省が運用しますが、自治体や大学、研究機関が利用することを想定しています。さらに一部機能は公開し、企業や個人など誰でも利用できるようにする方向だそうです。なおモデルの都市は、近々決定されるとのことです。読売新聞から
読売新聞 3Dの街.PNG
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答178 上段左から国土地理院の石岡測地観測局のVLBI、国土地理院の測量用航空機「くにかぜⅢ」、山頂の三角点とGNSS測量、水準測量、日本水準原点と電子基準点を、下段左からドローンによる測量、デジタル図化機、アナログ図化機、Y型水準儀、一等経緯儀が描かれています。6月10日購入しました。日本郵便株式会社のホームページから
近代測量150年切手.jpg
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答177 今尾惠介さんは、わかりやすさ信仰  脈々と」とのタイトルで、公共財である駅の名前はその土地の名からとるのが基本だとしています。集客効果を狙うため、神社仏閣や名所旧跡を使ったり、歴史的地名とは関係ない「ブランドづくり」、既存の駅名に「東西南北」、「新」をつけたりしていることについて、”「わかりやすさ」信仰は今も脈々と続いています。その固定概念が駅名地名から歴史を奪い、「商標化」を進めているのではないでしょうか。”、と批判していました。なおそのほかの二人は、趣味で架空の路線図を作ってダイヤを組んでいるモデルの市川紗椰さん、福井県坂井市で行政PRを行っている林俊夫シティーセールス推進課長です。
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答176 松下村塾を開いた吉田松陰です。”赤水図を頼りに旅をし、赤水のお墓にお参りをしています。”と書かれていました。その他赤水以外のことについては、、シーボルトが海外に持ち出し、今でも欧米の博物館や大学に収められていること、この銅像が、東日本大震災の乗り越える復興のシンボルとして2012年11月3日に建立されたことなどが書かれています。
赤水文章.PNG
 
 
 
 
 
答175 地球儀です。先日孫に会いにニューヨークに行った時に偶然見つけました。コロンブスに関係して作成されたものと思います。なおニューヨークの孫の通っている小学校の隣の公園には、画像のような世界地図があり、地図を身近に感じるようにしていると思いました。
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コロンバスサークルの地球儀.JPG
公園の地図.JPG
 
 
 
 
 
答174 「日本の中心」を唱えているのは、30カ所以上との説明でしたが、画像では30カ所でした。その中で最も説明が詳細だったのは辰野町で、緯度経度の”分”と”秒”の値が”00”となっている交点が全国で40カ所ありますが、その中の真ん中が辰野町であるとのことでした。市内の大城(おおじょう)山の中腹に、「日本の中心のゼロポイント」が設置してありました。塩尻市はほぼ日本の中心で、太平洋と日本海の分水界がある、渋川市は、北海道から九州までの中心で、日本のへそとして”へそ祭り”も行われている、山梨県の中央市は、日本のほぼ中心で、名前も中央市、鉄道も中央線、高速も中央高速、リニアも中央新幹線、袋井市は東海道53次江戸と京都の丁度真ん中の宿、関市は人口の重心地である、としていました。
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日本の中心全体.PNG
日本の中心辰野町.PNG
ゼロポイント.PNG
 
 
 
 
 
答173 神奈川県三浦市にある国土地理院が管理する「油壺験潮場旧建屋」です。1894年(明治27年)に建てられたもので、選奨理由として、”この建物は、我が国の初期の測量技術を今に伝え、日本の標高の基準である「日本水準点」の管理に重要な役割を果たしてきた貴重な土木遺産です。”としていました。土木学会のホームページから
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油壷験潮所旧建屋.jpg
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答172 女性の社会進出が進んでいる欧米では、女性は地図を読め、イスラム圏など女性が差別されているところでは、地図が読めない、との調査結果から、地図を読めないのは、”男女の脳の違いではなく、社会の男女格差の影響”であるとのことでした。ジェンダー・ギャップ指数(男女格差指数)は、日本はギニアに次いで114位で、かなり低いことも説明していました。ちなみに私の娘は小さいころから地図が読め、やはり地図に親しむ環境が大きな要因だと思います。
女性の社会進出と地図.JPG
女性が読めない理由.JPG
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答171 厚生労働省の「職業分類表」によれば、測量技術者とは、「測量士の免許を有し、測量計画の作成、測量機器の調節、測量作業の実施・指揮、測量結果のとりまとめなどの専門的・技術的な仕事に従事するもの、および測量士補の免許を有し、 測量士の作成した測量計画にもとづいて測量作業に従事するものをいう。 ただし、土地の境界を確定するための測量に従事するものを除く。」としています。土地の境界を確定するための測量は、土地家屋調査士の仕事となっています。
 
 
 
 
 
 
 
答170 千葉県銚子市です。銚子マリーナ海水浴場に建立され、記念碑には「伊能大図」や解説文が記されています。銚子から富士山の方位を測定したことも載っており、記念碑の文字の右側には、「富士山可視東端の地」と書かれ、左下の四角い板には、富士山の方向が矢印で示されています。なお富士山は測量値の誤差を修正する目標物になるため、正確な地図を作るには富士山の位置を把握することが欠かせず、忠敬の測量日記には、銚子で富士山の方位を測定できたことを喜んでいる記述があるそうです。銚子市観光協会のホームページから
富士山可視東端の地.JPG
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答169 ここは北海道の活火山の樽前山で、この装置は地殻変動を観測する装置との説明があり、右のような画像で、GPSで観測しているとの動画での説明がありました。また地震や火山噴火の予知に貢献しているとの説明もありました。なおこの装置はREGMOS(レグモス:GNSS火山変動リモート観測装置)といい、活動的な火山において 詳細な地殻変動を捉えるために設置された装置で、太陽光で動いています。問題の画像の左の装置は、樽前山の監視カメラの装置でした。なお地理院地図には、探していた神社(樽前山神社奥宮)が、神社の記号で表示されていました。赤の三角はREGMOSの設置位置です。
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何だコレミステリー地殻変動.JPG
何だコレミステリー地殻変動.JPG
地震噴火予知何だコレミステリー.JPG
樽前山地図.JPG
 
 
 
 
 
答168 8月31日及び9月1日を調べましたが、載っていたのは8月31日の読売新聞朝刊のみでした。もっと載っているのかと思っていました。なお新聞のタイトルの”27年ぶり”など国土地理院の発表より新聞記事の方が詳しい部分が多々あるので、国土地理院に取材したものと思われます。
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読売地図値上げ.JPG
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